2011年12月04日

簡単おいしい焼き芋レシピ

vfn-marketオリジナル?焼き芋のおいしいレシピをサイトにアップしました。
実は代表の飯島の奥さんがオーブンレンジで焼き芋を作った時にレンジから出し忘れたことによって完成した超簡単なレシピです。とってもおいしい焼き芋が簡単にできますのでぜひ下記のページをご覧ください。

vfn-market簡単焼き芋レシピ
posted by 管理人 at 20:50 | Comment(0) | 野菜ソムリエから情報

2011年09月17日

有機栽培と慣行農法の違い

皆さんこんにちは。管理人飯島です。
今回は有機栽培と慣行農法の違いや、最近の気になる情報が出回っていることについて私なりの見解をお知らせします。

まず有機栽培などの言葉を聞いたことがある方は多いと思います。この栽培方法は簡単に言うと農薬や科学肥料を一切使わず一定期間以上の栽培実績があることです。詳しくは農林水産省のこちらのページを参考にしてくださいhttp://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html
メリットはやはり化学肥料、農薬の使用がないためリスクが低く安心感が得られること、自然界に対して優しいこと、デメリットとしては価格が高いことでしょうか。
どうして価格が高くなるかというと、簡単に言えば手間暇がかかること、流通過程が成熟していないことが原因です。具体的には草取りもほとんど手作業や、什器で行わなければならないこと、防虫や病原菌に対しての資材や肥料などのコストや人件費がかかることが考えられます。

これに対して慣行農法とは各都道府県が独自に決めた農薬や化学肥料の使用範囲内で栽培した普通の栽培方法です。

有機栽培のほうが安心安全で優れていると思われがちですがすべてがそうとも言い切れません。
平成18年に始まったポジティブリスト制度は出荷する残留農薬の規制を示したもので非常に厳しく厳格な内容となっております。簡単に言うとほとんどの野菜に浴槽の7杯分の水にスポイトで一滴落とした程度の農薬までしか残留を認めないという内容です。しかも農薬は適正な使用さえ守っていれば(出荷○○日前まで使用可能などの決まり)出荷するときは蒸発して付着していないことがほとんどです。
このように適正に使用された農薬が農産物の中に入り込んで残留することはほとんどありません。

メリットしては生産者の労働量の短縮、安定した出荷、比較的安値での販売などが挙げられます。デメリットとしては農薬の誤った使用やドリフト(農薬が飛散して他の農産物に付着したりすること)による残留のリスク、耐性菌や耐性を持った害虫の出現などです。

なぜ今回このようは記事を書いたかと申しますと、最近他のサイトで、生産者は自分で作る農産物は食べないとか自分たちで食べる農産物は別に作っているなどの内容が書かれているサイトが増えているためです。
私も、職業柄生産者さんの知り合いが沢山いますが、この様に自分たちの食べるものと出荷するものを分けている方はほとんどいません。
 私の周りの生産者さんはみなさん自分の栽培した農産物に少なからず、プライドと誇りを持ってらっしゃいます。しかしながら上記のような誤った表現を目にして肩を落としたり、有機農法はできないからもう農業を辞めようかといわれる方もいらっしゃいます。
 確かに有機栽培は優れた栽培方法です、ですからどちらの農法で生産した農産物を選ぶかは買い手が決めることだと思います。しかしながら誤った情報や偏った情報を販売のために記述するのはいかがかと思います。
 生産者のみなさんだって農薬を使用したくて使用してるわけではないんです。最近では虫食いの跡やほんの微量の虫の付着(アブラムシなど健康に影響のない昆虫類など)が見受けられるだけで買い手が付かなかったり廃棄されてしまったりする農産物がほとんどです。これらの農産物は食べても全く健康被害がないことがほとんどです。
 家庭菜園で虫の付いた野菜を洗い流して食べて健康被害になった方はほとんどいないと思います。なのに廃棄されたり売れないのは我々農産物にかかわるものの情報発信や誤った情報の記述、消費者の勘違いなどが影響してるのではと日々思っております。
 また農薬をまくのは非常に重労働です。最近はトラクターに散布機が付いていて走るだけで散布できる機材もありますが、ほとんどの中小の生産者は20リットルの容器を背負って畑を何往復も歩きながら散布します。夏季は暑さと息苦しさでへとへと、冬季は冷たい水の使用と寒さで体の芯まで冷えます。

適正な農薬の使用や化学肥料の使用で栽培された農産物は安全です。慣行農法も基準はかなり厳しいです。
ですので営利目的のために農家は食べるのと出荷するのを分けているなどという根拠のない情報には賛同しかねます。本当にそうしているならば実名を公表すべきです。正直に栽培している生産者に迷惑だし可哀そうです。

すべての農産物が有機栽培になったら野菜を食べられない方が沢山いらっしゃると思います。そのくらいコストがかかる農法なのです(害虫も付着や健康被害のない程度の病原菌の付着を無とするならば)

皆さんも誤った営利目的の情報には一度よく考えてみてくださいね。
(ちなみに私は生まれてから自分のお店で買ったり仕入れたりしている野菜、果物をほとんど食べています。慣行農法ですが健康そのものです、両親や妻も子供たちも同じです。)
posted by 管理人 at 20:39 | Comment(0) | 野菜ソムリエから情報

2011年08月27日

野菜・果物の価格について

皆さんこんにちは。管理人の飯島です。
今日は先日紹介しますと約束していた野菜・果物の価格が決まるまでと仕組みをわかりやすくお知らせします。

 まず野菜の価格を決めるのに大きな影響力を持っているのは誰か?ということですがこれは一般消費者の皆さんです。そうスーパーなどに買い物に行っている普通の奥様やランチを選んでいる普通のサラリーマンのみなさんなのです

 えっ?私野菜の値段など決めたことないよ!!とお思いでしょうがその通り。皆さんが市場に行って値段を決めたりスーパーで価格を決めたりしているわけもありませんよね。
 ではどうして価格に影響力を持っているのでしょうか?

 それは現在の流通過程や発注方法に深く関係しています。

今年の夏は暑かったですがみなさん暑い夏に野菜・果物を購入しに行った時にどんな物を買いましたか?そしてどんな物を買いませんでしたか?
 暑い日はやはり菌茸類や根菜類(大根,人参など)はかなりの確率で避けたのではないでしょうか。逆に胡瓜、トマト、スイカなどの水分が多く冷やして食べられるのものは購入された方が多いと思います。
 このように一人一人の買った量は少なくともこの購入商品が関東や関西、あるいは全国に共通したとしたらとても多くの数量が一日に購入されることになります。

 その逆もありでとても売れなかった商品も存在することになりますね。

そうなると販売しているほうは必然的に売れたものは発注を多くするし、売れなかった物は発注を見合わせたり少なくすることになります。野菜果物は鮮度が命ですのでよりシビアに発注の増減をすることになります。

 さてそうすると今度は発注を受けた側がどうなるか?(市場の卸会社や、直販をしている大手の生産者、仲卸業者など)

もちろんお客さんの発注に応えるべく一生懸命に品物を集めます。ここで出荷量と注文数のバランスが取れていれば値段も安定します。

 しかし出荷量に対して発注量が多くなってくるとどうなるか?
ある業者が「うちでは他よりも少し高く買い取るから他に回す分も売ってほしい」
と言い出します。出荷する側としては少しでも高く買い取ってくれるところに多く売りたいですよね。
 そうなると買い手のほうは値段の競争になってうちもほしいから値段を出すよ
という具合に相場が上がってきます
。自分の持っている注文やお客さんに品物を提供できなくなったら信頼も失うし売り上げもなくなりますからね。

この例は今年の7月のスイカの値段にも表れていました。たいてい7月は梅雨のため値段が上がらず安値で取引されてしまします。このため近年では生産者がこの時期にスイカの出荷量が減るように作付をしてきました。(8月に入ってから出荷量が増えるように作っていました)
 しかし今年は6月7月は暑くなるのが早かったため需要が非常に多かったのです。そこに来て出荷量は減らしていたので値段の出し合いになって半ばパニックのような値段になりました。1個2500円の高値のスイカがしばらくの間販売されたのです(通常は1500円前後です)
業界ではこのような状態を もがき といいます。

そして逆の場合はどうなるか・・・・
野菜と果物は出荷を止めることができません。適時に収穫しなければ完熟して破裂したり味が悪くなったりしてしますかです。ですので値段が安いからと言って出荷しないわけにはいかないのです。

発注が少ないのに集荷された品物は・・・いわずと消費されやすいように安値で買いたたかれて売られてしまします。保存がきかないし最近は消費者の皆さんも鮮度には厳しいのでなおさら早く売るために買いたたかれます・・・こうして値段が異常に安くなります。
今年はキャベツがこのような状態になってしましました。暑さが早く来たおかげで消費量が減り、適度に雨が降ったために出荷量が増え長期間に渡って異常な安値が続きました。(暑いときには台所で火を使ってキャベツを炒めるのはやはり厳しいですよね・・・・・)
ちなみに8月下旬にはキャベツの大産地 群馬県で80万ケースの出荷調整、つまりは畑でつぶしてしまうことが予定されています。生産者の皆さんの無念さが伝わる悲しいニュースです。

 よく新聞などで出荷調整、自主廃棄などの見出しを見かけますがこれは出荷するにも段ボール代や運送費、市場や農協に払う手数料(大体販売しか価格の何パーセントを支払います)などがかかるため、出荷するよりも畑で廃棄(トラクターなどでつぶしてしまうこと)したほうが損をしないためです。
皆さんはどうして安く売らないのか?とお思いでしょうが出荷したくても値段が出ないし経費が掛かってしまうためなんです。

長文になりましたがこのような原理で大ざっぱではありますが価格が決められていくのです。やはり需要と供給のバランスが非常にとりにくい業界ならではですね。

次回は出荷される仕組みや流通のお話をしたいと思います。
最後まで読んで下さった方、ありがとうございました!!
posted by 管理人 at 19:25 | Comment(1) | 野菜ソムリエから情報