2014年04月13日

野菜や果物の値段

皆さんこんにちは。管理人の飯島です。今日は野菜や果物の価格がどうやって決まっているかをお話しします。
 皆さんも消費税増税後、スーパーなどで売っている値段はだれがどうやって決めているかが気になるところではないでしょうか?
 大まかな流れとして
1、生産者が農協または市場に出荷
2、市場担当が入荷量や注文数、前日の価格などを考慮して買受人(仕入れバイヤー)と価格決定
3、買受人(仕入れバイヤー)が各社の売りたい値段で販売
となっております。
特に2で市場の担当が各農協や生産者と販売した後、正式に値段を決めるわけですがここで色々駆け引きがあります。大きな出荷量を持つ出荷者は1つの販売先だけに出荷していることは少なく、全国の色々なところへ出荷しています。
 その中で本日一番売ってくれた市場などの価格を基準として、その値段よりも安く売ってしまった市場担当には○○では○○円で売れているのでもっと価格を上げられないか?と交渉してきます。
 買い手の市場担当はその価格とあまりにかけ離れていると翌日から出荷量の減や出荷無しとなってしまい結果売るものがなくなってしまうため並べく売値を本日の高値に近付けようとします。

これで大体の価格が決まってきます。大きな出荷量を持つ団体や生産者などはより価格へのインパクトが強くなるということです。
出荷量が減ってくれば当然入荷量も減るので注文が多い場合は他よりも高く買うので出荷量を増やしてくださいとお願いします。そうすると1か所だけ高く仕切ることになるので産地は○○ではいくら売れてるから他の市場も合わせてください。でないと明日から高く打ってくれるところへ全部出荷しますよ。となりさらに値段を高くする売り手が現れてといった具合になっていきます。
 そして大体高くなりすぎて末端購入者つまり一般消費者が買わなくなってくると逆の現象が起こります。
今度は受注がないためこれしか売れないよとなります。受注がなければ多少出荷量が減ってももんだいないわけですから。
 新聞などで野菜が安くなって廃棄しているなどの記事を見ることがありますがこれを見るとどんどん出荷して安く売ればいいのにという方がいます。
 ただ段ボール代や輸送費、人件費を考えると出荷して極端に安く売られてしまうよりは廃棄した方が生産者へのダメージが少ない場合もあります。その間に他の農作業もできますし・・・
 こう見ると実は価格を間接的ではありますが決めているのはスーパーなどで買い物をされている皆さんかもしれませんね。暑いときはやはり台所で長い時間火を使う料理はしたくないものですよね。そう考えるのが大勢いらっしゃるとその日のスーパーでの野菜、果物などの売れ行きに影響します。
結果売れなければ発注が出せないため価格が下がります。
 低価格がある程度の期間続くと今度は購入者も安いから使ってみようか?となり再び少しづつ価格が上昇します。
 野菜、果物は長期保存がきかない上に鮮度がいい方がやはり美味しいですし天候や季節によって出荷量も変わってきますのでより価格変動も大きくなるわけです。

 農産物の直売所などは生産者が好きな価格を付けられるのが特徴です。ただこれも大変で売れればいいのですが売れ残りは大体生産者が引き取ることになります。直売所は生産者がつけた価格の数パーセントの手数料を徴収して運営されています。利幅はないですがリスクも少ない方法です。何より鮮度のいい商品を常に販売していられます。生産者は残れば引き上げなくてはならないためやはりあまり高い価格設定はできません。

また最近はやりの大型産地や生産者と加工業者や大手スーパーなどが直接価格を決める方法もあります。
国内で生産されている野菜の約7割は加工業者が消費しています。この場合スーパーなどで販売するような規格や梱包ではなく、たとえばキャベツだったらプラスチックのコンテナに20s分大小込のキャベツを量目入れて出荷したりして手間と経費を抑えて出荷します。こうすることによって加工業者の設定してくる価格をクリアーして出荷します
加工業者とは大体価格を一定にするため出荷期間中は○○円〜○○円で日量何トン出荷などという契約を結んでいます。価格設定はシビアですが価格が決まっているため生産予定が立てやすくどれだけ作ればどれだけお金が入ってくると計算ができますので最近はこの契約栽培が多くなっています。
野菜や果物を使った加工食品が値段が毎日変わらないで販売されているのはこの契約栽培が大きく関係しているためです。

長くなりましたが以上が野菜と果物のおおまかな価格決定までの流れになります。ご質問ある方はコメント欄へお願いいたします。最後まで読んでいただきありがとうございました。
posted by 管理人 at 13:33 | Comment(0) | 野菜ソムリエから情報